先日、反核医師の学生部会のみなさんが広島にいらっしゃいました。
学生部会には、核問題に関心を持つ医学生や医療者の方々が集まり、核兵器や原発問題などを学習されています。今回その学習の一環で広島フィールドワークをされることになり、その中の交流会に共同代表の田中も参加させていただきました。
交流会では、カクワカの活動紹介をさせて頂いたあと、当日日中に大久野島を訪れた部会のみなさんの感想を聞いたり、核問題についてそれぞれ思うことを率直に話したりできる有意義な時間でした。
大久野島の毒ガス製造については知らなかった方がほとんどで、日本が過去に何をしてきたかということを改めて知り考えることができてよかったとみなさん仰っていました。特に印象的だったのは、「医療に関わる者として自分も加害者になりうるということをまず自覚しないといけないし、あんな悲惨なことが二度と起こらないように食い止めるのは私たち医療者だと強く思った」という言葉です。それを聞いてとても心強く思いました。広島で原爆被害だけを学ぶのではなく、加害について学ぶ意味を改めて感じさせられた時間になりました。
今回繋がることができたみなさんとこれからも交流を続け、お互いに学び合い、反核の繋がりを広めていきたいと思います。反核医師の学生部会のみなさん、本当にありがとうございました。